3度目の正直…思いいれのある注文



私にとって大事な2人の友人が新たな暮らしを始める。
今までお世話になった大切な人への感謝の気持ちを私の作品で贈りたいと…
嬉しい注文を頂いた。

贈られる方の事も私はよく知っている。

注文をしてくれた2人は海の向こうで暮らす事になる。
とても大切な贈り物。

贈られる方の好きな陶器の色、器の雰囲気、で揃い物。

作る時に大事にしてることは…使ってくれるお客様は勿論だが…作り手自身も作ってて幸せ、楽しんで作ってる事。

注文になるとそこで一気に私の中で考えすぎたり、楽しんでの部分が注文という言葉によって義務感に占領されてしまう。
私のキャパの問題なんだかね、

山を崩して掘られた粘土は大事な資源でもあるからせめてもの土への敬意として心から作りたいと思う物だけを作るときめて…23歳で独立した頃は注文は受けませんのスタイルだった。

それでもという場合のみ受けて作りましたよ。

今回も大事な2人の注文なだけに余計に贈る方、贈られる方、そして作り手の自分が嬉しくなれる作品!のところだけは外せない!絶対に手を抜きたくなかった。
結果
3度目にしてやっと(*^^*)
この24日に窯から出できた。
30日には日本からいなくなる方に納品なのに…ギリギリすぎだろう!
でも始めの2回はこれを作らせる為のものだったのか?と思う作品になった。

後は贈る方、贈られる方も気に入ってくれたら良いんだが…

さて、30日は私も豊橋に搬入。
その前にあと2回本焼きせねば!

でもこの注文の仕上がりに私の身体は知らぬ所でキリキリしてたようです。
焼けてみて気づいたが…身体がキンチョー状態だったようだ。

そりゃそうかも…始めの2回は鳥の形の小鉢だったのに3度目に限って蓋つきに変えるとは…手間も倍。リスクも高い?
なんでだー?私。

蓋と一体で焼いたので窯からだしてからも…しっかりはまってるのをトントン叩いて外す。
こんなに慎重な私は人生初かも⁉︎

大事な資源なんだからキチンと一回で仕上がるようになれるよう…私の課題はまだまだたくさんですね。